息子は現在9歳で、学校は大好きだけれども、ほぼ校庭で遊ぶことと給食のことしか考えていない。
漢字のテストは半分くらい0点を取ってくるし、それをお道具箱のなかにぎゅうぎゅうに詰めてあったりする、そんな小学生。

宿題をせずに友達と遊びに行ってしまい、

間に合わないといいながらテレビを見てしまい、

それを私に叱られて逆切れしたりしている、まったく優等生めいたところのない残念なこ。

だけれど、そんな彼から学ぶことが多すぎて、毎日目からうろこやらなにやらが零れ落ちる日々の私は、まだまだ本当に小学生以下の無知なのかもと思って反省するばかり。

さて、そんな息子は、ごくごく小さなころから着るものや装飾品に関心を強く持っており、現在も自分の服装には大いにこだわりを持ってそれを実践している。
ちなみに、いまの流行りは赤い服なので、赤いTシャツの上に赤いパーカーを着て、下は半ズボンと決まっているのでこの寒空に今日も半ズボンででかけてしまった。

そんな彼が、今日でがけに

「初めてのスーツはイギリスのキングスマンで三つ揃いを作る。」

と言った。

いろいろ突っ込みどころしかないし、私は

「それは素敵だけど、イギリスの高級テーラーでスーツなんか作るの高いんじゃない?できるかな?…ああ、でも」

と途中で否定的なこと言ってしまってしまったなあ、などと考えて言い淀んでいたら、彼はこう答えたのです。

「できるできないじゃなくて、買うと決めたら買うんだよ、ママ。キングスマンで三つ揃いのスーツを買うって決めたら、買うの。」

私は、あれ?今私、ヨガの哲学的な話を聞いた居たのだったかしら?と思いました。あれ?いまヨガ哲学のクラス中?

すると決めてやる。できるかな?できないかな?なんて問題じゃない。

なんて耳の痛い話をきいたのではなかったか?

「おおお、あなた、すごいわね。素晴らしい考え方だね。」

と私はすっかり感心して言うと、彼はネタバレしてくれた。

「これはタンジロウがいつも言っているんだよ。
できないできるの話じゃない、やるんだよって。」

というわけで、息子は映画(キングスマン)に影響を受け、

漫画(鬼滅の刃)に感化されていただけなわけですが、それを正しく理解して素直に実践しているところに頭が下がる思いのする

そんな小学生にまなぶ、哲学の日。

2022年2月10日