そもそも、
好き/嫌い という二重性をなくしていくことこそ、ヨガの本懐。
好き、嫌いの二重性こそが苦しみをうむ、と言われている。
ヨガの定義には
『ヨガとは一元化していくもの』というような文言があるほど。
さてさて、そこはとりあえず置いておいて
私の生徒さんのお話。彼女はヨガが嫌い。ここから始まる物語。
彼女は
あのhealthyでロハスでサスティナブルでorganicな雰囲気が全部嫌い。
そしてまどろっこしい動きも、たぶん好きじゃない。
とにもかくにもヨガが嫌い、大嫌い。
最初は、もちろん自分で積極的にヨガしようとしていたわけじゃない。
無理やり(笑)友達に引きずられてクラスに参加してくれた。
そのあとも、嫌々、ほんとうにポツポツと。ごくたまに。
コロナ禍ですべての対面レッスンがなくなり、
外出先もなくなった時期にオンラインクラスに通ってくださり、
私がよくここでも書いている朝のオンラインクラスにまで
なんと一年間続けて参加。
その間もコツコツクラスに通ってくれたし、
なによりこれを続けてやってみてね、というヨガのポーズともいえない
基礎の基礎練みたいなものをコツコツ続けてくれる。
そして、結果彼女はさまざまな恩恵をヨガから受け取ることができて、
それを体感することができて、『もうヨガがやめられない』と話すに至る。
ヨガでは、なにかの達成のためには「識別」と「決断、継続」が必要だと言われている。
自分にとってそれが必要かどうかを好き嫌いの次元で判断することなく正しく識別し、
やると決めたらやる、そして続ける。
その結果として、元来よくなかった股関節の違和感がなくなって、
歩くのが嫌い、から、散歩が趣味、というまでに。
あ、ここで歩くことが嫌いから、好きへと変化している、なんて言うと
きっとヨガも
嫌いから好きになっているのでは?と思うところだけれど、
やっぱり彼女は変わらずヨガが嫌い。(笑)
だけれど、
自分が体験した
『身体への発見と驚きで視界が開けるような体験を周りの人にも味わってほしい!』
という動機で
なんと、ヨガ嫌いの彼女自ら
企画、手配、集客までしてヨガクラスをオープンさせてしまったのです。

嫌々クラスに来ていた彼女、
朝も起きられないと毎回愚痴を言っていた彼女、
ヨガがいかに嫌いか、よく話してくれた彼女。
だけれど、ちょっとヨガが好き、ヨガが趣味、
なんて言っているおしゃれでhealthyでorganicなひとよりもずっと
本質的にヨガを愛して、(まあ彼女は否定するかもしれないけれど)
誰よりもその真髄をつかんでいることに
そして実践していることに驚くばかり。
今日その記念すべき第一回のクラスが開催されて、
参加してくださった方々から、よい反応が、感想が✨来た!
嬉しい♡
とそんな風に報告してくれる、ヨガ嫌いの彼女の
この変化こそが、まさに
好き/嫌い
の二重性を超えた、
美しい行動と、それにともなう感じるということに繋がって、
ああ、これこそがヨガ!と感激してしまうのです。
ヨガの定義の一つに『ヨガとは二重性が一元化することである』
というものがありますが、
長年ヨガを続けている彼女の中から
二重性は消え去り、
行動をともない、結果として小さいかもしれないけれど
なにかしらのしあわせを得られている。
なんだかほかほかとこちらの気持ちもあたたかな
帰り道。
会場の巣鴨地蔵通り商店街の明るい雰囲気も相まって
良き日でした。

さて、彼女とヨガとの物語は続く。
来月も開催決定!7月16日13時半から、巣鴨のきれいな区民館での開催です。
詳細は以下から、お気軽にご参加くださいね。




